それでもキミが好きだから…

「なぁ。」

この声は、タクトだ!

「なに?」

もしかして、私に教えてくれるのかな?

タクトの好きな人。

「お前の好きな人は?」

「へ?」

「俺もヒントとか教えたんだからみぃも俺に教えてくれよ。」

「えー!うーん…まぁ、いいけど…」

「んじゃ、ヒント!」

「えっと、私より背が低くて、優しくて、頭がいい運動部の人///このことは死んでも優太に言わないでよ?」

「おぅ。もしかして、りいと?」

「違いますー!」

「実は、優太とか?」

「優太のことも好きだけど、それ以上にその人のことが好きなの!だから違う~!あ!後、3回ね。」

「あと三回!?じゃあ、叶人?」

「ない、ない、ぜーったいない!」

「んな否定しなくていいのに。んじゃ、慎吾?」

「No,No,Noー!!あと、1回ね~♪」

「じゃ、俺もみぃの真似して誰かに相談してから言う。」

「OK」

…とは、言ったものの。

もし、タクトが『俺だろ?』的なこと言ったらヤバくない!?

言わない…よね?

でもなんか脳内再生できちゃうよ…

< 101 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop