それでもキミが好きだから…

タクト、最後に誰って言うんだろう?

お願いだから『俺だろ?』はやめてくださいー!!

そして、私が向かったのは1年6組の教室。

「ゆうちゃーん!」

私はゆうちゃんにタクトのことを相談してみた。

「それはみっちゃんの考えすぎだよー。さすがのタクトでも『俺だろ?』は言わないと思うよ?」

「そうかなぁ…」

「ま、みっちゃんの好きな人とタクトの好きな人の両方を知ってる私的にはすっごく面白いよ~^^」

「えー!タクトの好きな人知ってるの?」

「うん。」

「誰~?」

「それ教えちゃったらタクトに殺されるよww」

「そっかwありがとうね、ゆうちゃん。バイバイ~♪」

「うん、バイバイ~☆」

教室に帰るとタクトが、

「分かっちゃったかもしれねー…」

と、言ってきた。

「え?マジか!?」

「お前の好きな人って……」

< 102 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop