それでもキミが好きだから…

ーたくとsiedー

今日から、やっと普通の授業が始まる。

俺の隣の席の人は、三上 奈穂(みかみ なほ)だった。

俺とは違ってかなり背が高い!

国語の時間のペア活動は、三上と行うことになった。

「俺は、ーーーーだと思う。お前は?」

「ウチは、ーーーーだと思う。」

「へー。」

会話終了! ってか、はやっ!

と思っていると、誰かの笑い声が聞こえた。

それは、以外な人物、みぃだった。

俺の中のみぃのは優しくて、親切で、物静かで、清楚なイメージだった。

以外だ…。

そんなみぃの話し相手は、慎吾!

そんなに仲良く話して大丈夫なのか!?って位楽しそうだった。

それを羨ましそうに優太が見ていた。

あー。やっぱり付き合ってんだなぁーと俺は思った。

もし、俺がゆうらと付き合えたとしたら、他の女子とあんまり話さないようにする。

なのにみぃは大丈夫なのか?

俺が優太の立場だったら、我慢できないかも…。

でも、みぃは可愛いから男子から話しかけているのかなぁー?

と思っていたら、意見交換の時間は終了した。

やっと授業が終わった。

よしっ、給食だぁー!

号車ごとに食べるから、俺はクラスで一番仲がいい、りいとと食べる事が出来た。

給食の時間にみぃの話が出てきた。

それは、姫宮が持ちかけた話だ。

「ねぇ、みぃって、超可愛くない?」

「うん。可愛いよね~♪小学校の3、4年の時も同じクラスだったんだけど、1か月に2、3回は告白されてたよ!みぃ自体は、自分の可愛さに気付いてないみたいだけどね。」

と、三上が言った。

「えっ!?マジ!?そんなにコクられてるの?」

と、俺が言う。

「まぁ、分かる気もするけど。」

とりいとが言った。

「で、性格も良いの?」

と俺が言った。

「うーん。よく分かんない。ねぇ、拓人から見た、みぃの第一印象って何?」

「優しそうで、親切で、物静かで、清潔な感じがした。まだ、話したこと無いから分かんないけど…」

「ははは。かなりイメージどうりじゃないよ!みぃは、マイペースで明るくて優しい人だよ。あのみぃを清潔な人っていったらヤバいよね、アヤ。」

「うん。」
< 12 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop