それでもキミが好きだから…
ータクトsideー
俺は、掃除時間中に三浦先生に声をかけられた。
「拓人さん!!美依さんへの伝言頼んでいい?今日、愛優さん休んだから、美依にプリント届けてもらいたくて・・・。」
「良いですよ。」
「ありがとう!総合活動室に来てって伝えておいてね!」
「はい、わかりました。」
あー、面倒くせぇー。
でも、断るわけにはいかなかったので俺はみぃを呼ぶことにした。
確か、みぃも教室掃除だったよな?
教室を見ると、みぃと三上がからぶきで競争していた。
うわぁー、何か話しかけずらい雰囲気だ。
三上に頼もうかなぁ?
でも、俺は前姫宮や三上からみぃの事を聞いて、けっこう興味を持っていた。
よしっっ!!
「みぃ~!ちょっと来い!」
「はい?何かした?」
「三浦先生が、姫宮のプリント届けてほしいから総合活動室来いって言ってたよ。」
「あーそっかぁ、アヤ今日休んだもんね。総合活動室ってどこ?」
「へ?」
「あ。ごめん。まだ分かんなくて…」
「ははは。1組の隣の教室だよ。」
「ありがとう。んじゃ行ってくるよ。」
と言って、みぃは総合活動室に向かっていった。