それでもキミが好きだから…

ータクトsideー

俺は、掃除時間中に三浦先生に声をかけられた。

「拓人さん!!美依さんへの伝言頼んでいい?今日、愛優さん休んだから、美依にプリント届けてもらいたくて・・・。」

「良いですよ。」

「ありがとう!総合活動室に来てって伝えておいてね!」

「はい、わかりました。」

あー、面倒くせぇー。

でも、断るわけにはいかなかったので俺はみぃを呼ぶことにした。

確か、みぃも教室掃除だったよな?

教室を見ると、みぃと三上がからぶきで競争していた。

うわぁー、何か話しかけずらい雰囲気だ。

三上に頼もうかなぁ?

でも、俺は前姫宮や三上からみぃの事を聞いて、けっこう興味を持っていた。

よしっっ!!

「みぃ~!ちょっと来い!」

「はい?何かした?」

「三浦先生が、姫宮のプリント届けてほしいから総合活動室来いって言ってたよ。」

「あーそっかぁ、アヤ今日休んだもんね。総合活動室ってどこ?」

「へ?」

「あ。ごめん。まだ分かんなくて…」

「ははは。1組の隣の教室だよ。」

「ありがとう。んじゃ行ってくるよ。」

と言って、みぃは総合活動室に向かっていった。
< 16 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop