それでもキミが好きだから…
俺は、みぃは三上や姫宮が言っていたとうりホントに天然ちゃんだなと思った。
フツー、入学してから1か月たってるのに自分の教室の2つ隣の教室分かんないヤツいるか?
まぁ、可愛いからいいとしよう。
って、俺は何を考えてんだ?
たしかに可愛いけど、ゆうらのほうが可愛いよな?
俺は、ついにゆうらのことを忘れるほどみぃが気になっていた。
♪キーンコーンカーンコーン♪
よしっ!やっと帰れる。
と、思ったら部活だ…。
俺は、小学校の頃からずっと続けているバスケ部に入った。
ゆうらも一緒だ。
「あっ。タクト久しぶり~♪」
「おぅ!久しぶりだな。」
俺は、ゆうらと久々に話すことができた。
「ねぇ、タクトのクラスに木下さんいるでしょ?桜小のメッチャかわいい木下さん。」
「あぁ。いるよ!みぃのことだろ?」
「えっ!タクト、あだ名で呼んでるの?」
「違うよ。みぃって名前なんだよ。」
「えーっ!?あだ名だと思った。」
「俺も、最初あだ名だと思ったよ。」
「漢字ってどう書くの?」
「美しいに、依存の依で美依って書くよ。」
「へぇー。猫みたいな名前だね♪」
「うん。あっ、そろそろ練習始まるからじゃあな!」
俺は、そう言って練習を始めた。