それでもキミが好きだから…
しばらくしてから、席を移動した。
班は、係でくじを引いて決めるが座席の位置は、三浦先生が決める。
だから、しばらくしてから移動したのだ。
俺の隣の席は、愛。
愛は違う班だけど、俺と愛の席は3班と5班の境目にあるから隣の席になった。
号車をはさんで隣なのは、姫宮。
そして、後ろの席が慎吾。
斜め後ろの席が華恋。
号車を挟んで斜め後ろがみぃになった。
みぃの隣は…!?!?
優太だった。絶対、みぃと慎吾ばっかり話をして優太がヤキモチを妬くパターンだな。
そう思っていたら、
「し、慎吾!?また隣の席!?」
「なんだよ、そのリアクション!サイテーだな。」
と、みぃと慎吾が笑いながら楽しそうに話している声が聞こえた。
優太のほうを見てみると、やっぱりみぃと慎吾のことを羨ましそうに見つめていた。
みぃのファンとみぃを賭けて50m走で勝負してあげたりと、優太が色々と大変な思いをしているとは思ってもいない様子だ。
優太は、本当に大変そうだ…
♪キーンコーンカーンコーン♪
チャイムが鳴って、5時間目の授業が終了した。
俺は、急いでりいとの元へ行った。
「りいと、みぃと慎吾と同じ班になった!」
「マジか!?絶対大変だぞ!マイペース2人組がそろったら…」
「いやいや、そういう問題じゃなくて、まだ話したことがない慎吾と少し気になっているみぃのどちらとも同じ班になった!」
「おー!良かったな♪おめでとう。」
「これで、木下と仲良くなっちゃえば、優太から奪えるかもなー」
りいとは笑いながら言った。
「ははは、がんばってみるよ(笑)」