それでもキミが好きだから…
ータクトsideー
やっと、6時間目の授業が始まった。
座席を班体型にして、班ポスター作りを開始。
なのに……!?
慎吾と有輝、姫宮と華恋が話していたから自動的に俺とみぃが班ポスターをやるはめになった。
「班ポスターやりませんか?」
と、みぃが言った。
「おぅ!ってか、何で敬語!?」
「んー。何となく♪」
みぃが笑顔でそう答えた。
可愛すぎる……。
最初は、みぃと一緒にできて嬉しかったけどさすがに飽きてきた。
「飽きたー!」
俺が言った
「私も飽きてきた…ってか、何で私とタクトだけがやってるの?」
と、みぃ。
「だって、みぃとタクトが楽しそうにやってたから。」
と、慎吾。
「あ!それより、みぃ。優太と隣の席になれて良かったね~♪」
と、姫宮が言った。
「アヤァァァ!まだ、タクトと有輝は知らないんだから…」
みぃがそう言うと、みんな笑った。
だって、クラス全員とっくに知っているのにみぃは気付いていなかったから。
俺と有輝が知ってると言ったとたんみぃはびっくりしていた。
それを慎吾がバカにして、2人で教室で鬼ごっこみたいなことをして先生に注意されていた。
やっぱり、みぃと優太よりもみぃと慎吾のほうが恋人っぽい。
俺はそう思った。