それでもキミが好きだから…

でも、好き…


ーみぃsideー

今日は、昨日の職場見学で分かったことを班新聞にまとめる日。

だから、ウキウキして学校に行ったんだ。

タクトと慎吾とたくさん話せるから…。

♪キーンコーンカーンコーン♪

5時間目終了のチャイムが鳴り、とうとう班新聞を作る6時間目となった。

座席を班体型にし、班新聞作り開始!

すると、突然

「ねー、みぃと優太ってどっちが先に告白したの?」

と、アヤが言い出した。

「あー、気になる~♪」

と、華恋。

「「教えろよ~!」」

と、慎吾とタクト。

「教えて!」

と、有輝。

皆にそう言われたら言うしかないじゃん~!

そう思いながら、私は教えた。

「んー。優太からかな?ってか、王様ゲームだったし♪」

「「「「「「えっ!?」」」」」」

皆が一気に驚いた。

「え?どういう事?」

と、華恋が言った。

「私が6年生の頃、叶人とかその他色々な男子と6組の胡桃と良く遊んでたの。」

私が言うと、タクトが驚いた表情で

「みぃって意外に男好きなんだな…」

と言った。

「違うよー!私、頭悪いじゃん?だから毎日居残りしてたの。そして、その居残りメンバーで良く遊んでたの!」

「へー。」

「あ!続き言うね。それで、いつも遊んでたメンバー同士で卒業パーティーしようってことになったんだ。でも、いつものメンバーは飽きてきたからもう少し誘おうってことになって優太を誘ったの。私が優太を好きだったから。」

皆は頷いて聞いてくれている。

「卒業パーティーは私の家でやったの。だけど、私の家何も無くて飽きてきたから叶人が『王様ゲームやろう! 』って言ってやることになった。ジャンケンで王様を決めたら王様が叶人になった。」

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