それでもキミが好きだから…

ーみぃsideー

学校に着くと、

「昨日、どうだった?」

とか、

「家まで送ってもらったの?」

とか色々と聞かれたけど私は

「秘密~♪」

と答えるだけだった。

まさか、優太に『送っていくか?』と言われて断ったとは言えない…

その時左から

「昨日、友達から変なメール来たんだよなー。」

「へー。どんなメール?ってか、タクトも携帯持ってたのか!?メアド交換しよーぜ!」

「おー!慎吾も持ってんのか!いいよ!」

と、タクトと慎吾の会話が聞こえた。

私は、

「え!?慎吾とタクトも携帯持ってたの?私も交換したい~!」

と、言った。

「「いいよ!」」

と、2人は笑顔で言ってくれた。

2人とメアドを交換してから、

「今日帰ってからメールするね♪」

と言って自分の席に着いた。

授業中も帰るのが楽しみすぎて短く感じた。

今日は、家までダッシュするぞ!

私は心の中にそう誓った。
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