それでもキミが好きだから…

家に帰ると、1件のメールが。

『To,拓人 部活終わった? By,美依』

俺は、すぐに返信した。

それから30分位俺達はメールをしていた。

その時に疑問に思ったのが、みぃがバスケを出来なくなった“事情”というもの。

その時、

「タクトー!ご飯出来たわよ~!」

と、1階から母さんの声が響いた。

俺は、『ご飯を食べるから』と言ってメールのやりとりを止めた。

ご飯を食べてから考えた。

みぃが言っている“事情”が何かを。

イジメられていて部活に行けなくなったのか?

違う部活に勧誘されたのか?

ケガをしてしまって部活に戻れなくなってしまったのか?

など、俺は色々と考えていた。

みぃが言いたくなさそうだったから聞かなかったけど気になる。

気になって仕方ない……

みぃの事をもっと知りたい。

そう思ってしまうのは、好きだから。

俺がみぃを好きだからなんだ……

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