それでもキミが好きだから…


俺は、全て正直に答えた。

だけど、

「タクトと慎吾ってみぃのこと好きなのか?」

この質問には正直に答えることができなかった。

俺は図星を言われてビビったけど、落ち着いて言った。

「別に、好きな訳ではないけど。」

「じゃあ、慎吾は?」

「分かんねーけど、慎吾も違うんじゃね?」

「あーそう。なら、いい。」

こうして、俺と優太の話は終わり、教室に戻って行った。

しかし、教室に戻っても2人の姿はなかった。

……慎吾とみぃ、何してんだよ。

優太が勘づいてるぞ…

***************************

しばらくすると、やっとみぃと慎吾が帰ってきた。

「何してたんだ?」

と、俺が聞いても

「ヒーミーツー!」

と言われるだけだった。

…仕方ねー。

今日、帰ったらメールで聞くしかねーな。
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