それでもキミが好きだから…

「でも、みぃには勝ったぞー!」

「これぞまさしくドングリの背比べ…」

と、タクトが呟いた。

「「タークートー!」」

「は、はい!すみませんでしたー…」

***************************

私達はそれから30分位してから別れた。

「じゃあな!」

と、タクト

「バイバイ」

と、私。

「……で?何で慎吾がこっち来んの?」

「だって、俺ん家こっち方面だから。」

「へー。家、どの辺?」

「☆☆ショッピングセンターの近く」

「マジ!?私もその辺~♪」

「おー!意外と近いかもな!」

「そうかもねー」

それから私と慎吾は他愛のない話をしながら帰った。

「あ!ここ、俺ん家だから。」

慎吾の家は私の家から歩いて1分半位のところにあった。

慎吾のほうが学校に近いケド…

「うん、バイバイ♪あ!ちなみに私の家、そこの角を曲がったところにある白と水色の家だよ♪」

「あー、あそこか!結構近いな。ま!また明日な!」

「うん♪」

そう言って私達は別れた。

……!?

そういえばさっき、タクトに抱き締められたんだよね?

あー。

なんか明日、タクトと顔会わせずらいなぁ……

でも、自分の秘密を打ち明けて少し気持ちが軽くなった気がした。
< 89 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop