それでもキミが好きだから…
「でも、みぃには勝ったぞー!」
「これぞまさしくドングリの背比べ…」
と、タクトが呟いた。
「「タークートー!」」
「は、はい!すみませんでしたー…」
***************************
私達はそれから30分位してから別れた。
「じゃあな!」
と、タクト
「バイバイ」
と、私。
「……で?何で慎吾がこっち来んの?」
「だって、俺ん家こっち方面だから。」
「へー。家、どの辺?」
「☆☆ショッピングセンターの近く」
「マジ!?私もその辺~♪」
「おー!意外と近いかもな!」
「そうかもねー」
それから私と慎吾は他愛のない話をしながら帰った。
「あ!ここ、俺ん家だから。」
慎吾の家は私の家から歩いて1分半位のところにあった。
慎吾のほうが学校に近いケド…
「うん、バイバイ♪あ!ちなみに私の家、そこの角を曲がったところにある白と水色の家だよ♪」
「あー、あそこか!結構近いな。ま!また明日な!」
「うん♪」
そう言って私達は別れた。
……!?
そういえばさっき、タクトに抱き締められたんだよね?
あー。
なんか明日、タクトと顔会わせずらいなぁ……
でも、自分の秘密を打ち明けて少し気持ちが軽くなった気がした。