imaginary・oz・world

†「beginning」

―――――――――――――――――――――

「ねぇ、優奈~」

私の親友
赤羽 茅依梨(あかばね ちえり)がこっちに向かって走ってくる

「ちょ、ストップ!ストップ!!」

ドスッとチエの頭が私のお腹にhit

「あ、ゴメン…スピード上げすぎた」

「うん、反省してないでしょ?」

「あ、バレた?」

テヘペロ☆っと舌を出しながらウィンクするチエに拳固をお見舞いする

「痛い………」

「痛くて当たり前!このダァホッ!」

「ユウっちチエっち~♪」

少し長めの金髪を揺らしながら
ブンブンと手を降る

瀬戸内 涼(せとうち りょう)

「うるせー駄目犬」

「あ、大ちゃん」

ふわぁ、とアクビをしているのは桂木 大地(かつらぎ だいち)

「それより皆知ってるっすか?またOZで行方不明者が…」

「知ってる…ニュースで見た……あー寝みぃ」

「あーウワサのあれでしょー」

ウワサじゃなくて伝説話だけどね…
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