激甘男子の愛し方
ただ、この性格だからね―……
「ほら、真子。そこに座って」
ソファーに座らせてあたしの後ろに回る。
――フワッ
っ……
そっと触られる髪。
「うん。綺麗な髪はなんとかキープしてるな……」
「もう……。適当でいいから早く結んでよ」
「ダメ。せっかく綺麗な髪してんだからさ。まぁ、真子はおろしてても可愛いけどな」
っ―……
ま、まったくこの人は……
よく恥ずかし気もなくこんなことを言えるよ……