激甘男子の愛し方


ただ、この性格だからね―……



「ほら、真子。そこに座って」



ソファーに座らせてあたしの後ろに回る。




――フワッ



っ……



そっと触られる髪。



「うん。綺麗な髪はなんとかキープしてるな……」



「もう……。適当でいいから早く結んでよ」



「ダメ。せっかく綺麗な髪してんだからさ。まぁ、真子はおろしてても可愛いけどな」



っ―……



ま、まったくこの人は……



よく恥ずかし気もなくこんなことを言えるよ……



< 10 / 339 >

この作品をシェア

pagetop