激甘男子の愛し方
無駄に長いし……
もう、外が暗くなってきてるじゃねぇかよ。
真子はもう帰ったよな……
まぁ、今は一緒にいるのもなんか胸が苦しくなるし……
それに一人なら無理して笑う必要もない……
「それまだ入れるな!」
っ!
突然廊下にけたたましく響いた男の大声。
な、なんだよ。
今の声……
この教室からか……?
暗くなりつつある廊下に漏れる教室の光。
「何度そこで間違えるんだよ。そこはまだ砂糖を入れる段階じゃねぇんんだよ」
「だってぇ~~」
砂糖……?
それにこの声って……