激甘男子の愛し方
「それにしてもお前のお姫様も無褒美だよな~。あんな大きな胸を……」
「明良……」
「っ!わ、悪かった!ってか俺は見てねぇぞ!?……少ししか」
少しは見てんじゃねぇかよ。
「ほんとに真子は無自覚なんだよ。自分が見られてるって気付いてない」
「いや、真子ちゃんは確かに可愛い感じだけど、男は胸に興味があるだけで……はい。すみません」
俺の不機嫌な雰囲気に気付いたのか、素直に謝る明良。
「はぁ―……。真子はさ、小さい頃からそうなんだよ。水泳の授業でも鼻の下のばしてる男子に気付かないし……。もう少し警戒心を持ってほしいもんだよ……」
まぁ、鼻の下を伸ばしてた男子は後で絞めておいたけど。
「お前さ、真子ちゃんのこと好きなのか?」
「は?何言ってんの?」
「だってその溺愛っぷりは異常だぜ?」
溺愛?