激甘男子の愛し方
「まぁ、きっと未来は幸せになれるだろうけど~」
「え?」
「あっ、そろそろ陽ちゃんから電話がくる時間だ♪じゃあまたね、真子」
「あっ、うん……」
意味の分からないままのあたしを残して、美知佳はスキップしながら帰っていった……
あたしの幸せ……か。
確かにそれには洸が必要なのかもしれない。
でも、洸の幸せにはあたしは必要なのかな……?
――――――――――――……
「真子~」
「……」
家に帰ってきて制服から着替えることさえせずに、ベットにダイブした。
そのままうつらうつら途切れる意識。