激甘男子の愛し方
「あの時の俺は真子を守るのが使命だと勝手に思っていたから」
そうだね。
洸はいつもあたしを守ってくれていたね。
パパを亡くしたの日から……
「でも、本当はただ渡したくなかったのかもしれない……」
「え……?」
「他の男に……いや、俺以外に真子を幸せに出来る男はいないって思ってたから……」
それって……
「でも実際は幸せにしてやってるんじゃなくて、俺が真子に幸せな気持ちにしてもらってたんだ」
「洸……」
「なのに俺は真子を泣かせてばかりだよな……」
「っ!そんなことない!」
たくさんたくさん幸せな気持ちにしてもらった。