激甘男子の愛し方


パパがいなくなった日、誰よりもそばにいてくれたのは洸だった。



洸がいたから、あたしは笑えてるんだ。



「でもさ、一つだけ自信があるんだ」



「自信……?」



「そう……。真子を一生一番に愛せる自信」



「…………え」



「好きだ、真子。家族でもなく、娘でもなく、一人の女の子として好きなんだ」




「こ……う」



頭がついていってない。



「好き……?」



「あぁ」



「家族愛じゃなくて」



「恋愛感情としてな」



「娘をを思う過保護じゃなくて」



「ふっ、娘じゃくて本当によかったって思ってるよ」




< 179 / 339 >

この作品をシェア

pagetop