激甘男子の愛し方
パパがいなくなった日、誰よりもそばにいてくれたのは洸だった。
洸がいたから、あたしは笑えてるんだ。
「でもさ、一つだけ自信があるんだ」
「自信……?」
「そう……。真子を一生一番に愛せる自信」
「…………え」
「好きだ、真子。家族でもなく、娘でもなく、一人の女の子として好きなんだ」
「こ……う」
頭がついていってない。
「好き……?」
「あぁ」
「家族愛じゃなくて」
「恋愛感情としてな」
「娘をを思う過保護じゃなくて」
「ふっ、娘じゃくて本当によかったって思ってるよ」