激甘男子の愛し方
「ほ、本当に一人の女として好きになってくれてるの?」
「好きになっちゃってたみたいだ」
「っ―……」
いたずらっ子の昔の洸みたいに笑ってるけど、本当だよね?
夢じゃない?
さっき寝ぼけてたから、まだ寝ぼけてるとかじゃ……
――ギュッ
……え。
体を包まれる温かい体温。
「あのさ、真子」
「なに……?」
「一生愛することってさ、簡単に言えるけど実際相当難しいと思うんだよな」
「う……ん?」
それはどういう意味?
やっぱりさっきのは間違いってこと……?