激甘男子の愛し方
懐かしいこの体温。
パパのことがあった時に、ずっと抱きしめてくれてた体温。
それがあたしを抱きしめて、しかも好きだと言ってくれている。
それが嬉しくて、嬉しくて……
「なんで泣くんだよ……真子」
「うれし泣きだよ!バカっ!!」
両想いになれるって、こんなに幸せなんだ……
涙が止まらないくらい、嬉しいんだ……
「なんだ、嬉し泣きか」
なんで洸が嬉しそうに笑うのよ。
「嬉し泣きなら大歓迎。泣いとけ」
ほんとに、変な洸。
でも、そんな洸が愛しくて仕方ない。