激甘男子の愛し方
過保護系男子*4
初デート‐洸Side‐
「真子、座って」
「え……あの……」
「いいから、座れ」
少し強めに言うと、照れたように俺のいるソファーに近づいてくる。
「ほら、ここ」
「うん」
ちょんちょんっと俺の横を軽く叩き、そこに座るように指示する。
――ギューッ
「なっ///」
「うん、やっぱりいい抱き心地」
座った真子をすぐに後ろから抱きしめる。
「もうっ!洸っ!!髪を結んでくれるんでしょ?それにいい抱き心地って太ってるって言いたいの!?」
「そういうわけじゃないって」
細くもなく、だからと言って太っているわけでもない。
それがとても心地よい抱き心地なんだ。
「もう少しギュッとさせて」
「えっ……でも学校が……」
「もう少し大丈夫だって」
怒りなふがら、でもどこか照れている真子の頬にキスを落とした……かったんだけど……。