激甘男子の愛し方
「こら、そこのバカップル。親の前でイチャイチャするのはやめなさい」
チッ……
「寧々さん、邪魔しないでください」
「邪魔ってあんたたちね……。ここ、私の家なんだけど」
「じゃあ真子、仕方ないから学校行くぞ」
「えっ!?そんな理由で!?」
真子の手を取り、立ち上がらせる。
「そうしなさい。家でイチャイチャされるよりはましだからね」
「じゃあ寧々さん。行ってきます」
「はいはい。あ、洸くん。今日も晩御飯は家で食べて帰る?洸くんの好きなハンバーグよ♪」
「あ、はい。学校終わったらすぐに帰ってきます」
「あら、ゆっくりでいいのよ。真子とデートでもして帰ればいいじゃない♪」
「えっ///」
俺の横で驚いたように、頬を赤らめた真子。