激甘男子の愛し方
ヤキモチ‐真子Side‐
――――――――――……
洋服OK。
この日の為に買った新品のワンピース。
髪型……うん、まぁいいだろう。
洸の腕前からすると、そんな綺麗にセットは出来てないけど……
メイクは……
あんまり派手すぎず、ナチュラルに。
よし!!
これで完成!!
部屋にある立ち鏡で、さっきからずっとこの確認をしている。
ほ、本当に大丈夫かな……?
やっぱり髪はアップにするべき?
でももしかして失敗して、せっかく綺麗に巻けた髪がグチャグチャになるのも嫌だし……
「真子―」
下からお母さんの呼ぶ声が聞こえる。