激甘男子の愛し方
「ヤバいな……可愛いんだけど」
「へっ///」
「あっ、いや……」
な、なんで言った洸が視線を反らすのよ!!
それに『可愛い』なんて普段から言いなれてそうなのに……
あたしは何度言われてもなれないけど///
何とも言えないこそばゆい空気があたしたちを包み込む。
「あんたたち、毎日ずっと一緒にいるくせに飽きないわね~」
「へっ///!?お母さん!!いつの間にっ!?」
「さっきからいたわよ。最初からね」
呆れたように肩を落とす。
「ラブラブはいいけど、そろそろ行かないでいいの?」
「あっ!洸!ケーキバイキングに行かなくちゃ!!」
「ケーキになると一気にいつもの食い意地のはった真子に戻るんだな」
「へ?」