激甘男子の愛し方



「なんでもない。ケーキは逃げないからゆっくり行けばいいだろ」



ふっ、と優しく笑う洸。



「あっ、洸くん。今日は真子を特別に外泊を許可するわよ♪」



「へっ///!?」



な、何を言い出すの!?



「じゃあお言葉に甘えて」



「もう!!洸っ!!」



面白がって悪乗りする洸の腕を軽く叩く。



「ははっ。じゃあ行くか、真子」



いたずらっ子のような笑みを浮かべて、でも楽しそうな洸を見たらあたしまで笑顔になってしまった。



「うん!行こっか♪」




あたしたちの初デートはこうやって開始されました♪




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