激甘男子の愛し方


――――――――……


「な、なんか緊張する……」



「ケーキを食べに来ただけなのに?」



「だ、だって。ここ有名ホテルじゃん」



結婚式も開かれるほどの綺麗で高級そうなホテル。



ってか絶対高級だ……



今日のケーキバイキングも、有名パティシエの作るケーキみたいで凄い宣伝してたし……



「あ、あたしこの格好でよかったかな?」



もう少し大人っぽい落ち着いた服装がよかった……?



「何を着ても変わらないって。入るぞ」



「なっ!失礼な!!」



「それに真子は何を着ても可愛いから大丈夫」



さ、サラッと言わないでよ……///



あたしの手をギュッと繋いで、ホテルのロビーに向かう洸の顔を見れなかった……




「いらっしゃいませ」



ロビーに入るとすぐに、スーツをビシッと着こなした男の人が話しかけてきた。




< 199 / 339 >

この作品をシェア

pagetop