激甘男子の愛し方


「そ、そうなんだ。あの、ありがとうございます」



「いえ。こちらこそこのたびは当ホテルをご利用いただきありがとうございます」



「い、いえっ……」




な、なんか綺麗すぎて目がうまく見れない……



本当はそれだけじゃないんだけど……



「席にご案内しますね」



「はい」



その人は誰なんだろう……?



洸とどういった関係……?



大人っぽくて、綺麗で、スタイルもいい。




あたしと正反対なくらい、美しい女性と洸の関係が気になって仕方ない……




席に案内されても、ずっとそんなことが頭を駆け巡る。





「真子、ケーキ取りに行くか?」



「……」



「真子……?」





< 202 / 339 >

この作品をシェア

pagetop