激甘男子の愛し方


「ってか……それって、もしかしなくても洸もヤキモチ?」



「っ///」



「えっ///」



自分で言っておきながら、俺が少し照れると真子は俺以上に真っ赤に頬を染める。



「っ、ほら、もうこの話は終り。ケーキ食べるぞ!」



「う、うん……」



照れくさい雰囲気のまま、俺は真子はケーキをお腹一杯食べた。



そうお腹一杯……




―――――――――……



「もう、ダメ……」



「そりゃあそうだろ。あそこにあるケーキを全種類食べたんだからな」




うっ……と軽い嗚咽の声を漏らしながら、ホテルのロビーの椅子で座ったままの真子。




「ヤバい……吐くかも……」



「はあ!?」



吐く!!?



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