激甘男子の愛し方
「どうだ?まだ気分悪い?」
「吐いてから少しは大丈夫……」
そう言った真子の顔色は確かにさっきよりはよくなっているが、まだどこか青白い。
「真子、少しそこのベットで横になっとけ」
「ん……」
素直に俺の言葉に頷き、手を引く俺についてくる真子。
「はい、ここに寝て」
「うん……」
「目を閉じて、少し眠りな。気分も楽になるだろうから」
「ありがと……洸」
弱弱しくそう言って、真子は瞳を閉じた。
本当はこんな風にこの部屋に連れてくるつもりじゃなかった―……
ロービ―で部屋を取っていることを教えて驚かして……
驚きながら喜んでいる真子に、この部屋でチュッとする……予定だったんだけど……