激甘男子の愛し方


考えれば、真子が自分の部屋に誘うのも不思議だった。



「何かあったのか?」


「え?」



動揺してる自分をなんとか落ち着かせて、真子に声をかける。



とにかく今は真子を落ち着かせるしかない。



こうなった事情を聞いて……



「そうなんだろ?真子がこんなことするなんて」



純粋な真子が、こんな風に押し倒すなんてこと普通はしない。



きっと何かあったに違いない。




「な……にそれ」



「え?」



「なにそれっ!!」



……は!?



なんで泣くんだ!?



俺の上に乗ったまま、瞳いっぱいに涙をためている真子。




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