激甘男子の愛し方


大蔵くんは部屋を出て行って、すぐに白い皿を持って戻ってきた。



「ほらよ」



「うわっ……」



3種類のチョコが2個ずつ、綺麗に飾られている皿。



「おいしそ……」



「見た目は若い子向けにしたみたいだからな」



うん。



確かにかわいい。


ピンクのチェックが綺麗につけてあるチョコが特にかわいい。



「親父が作ってるから、女の子の意見が特にほしいんだよ」



お父さんがショコラティエなんだ。



「とにか食べて見て」



「う、うん……。じゃあ、これから……」



一目で気に入ったピンクのチェックのチョコから、パクリと口にいれた。



「っ……おいし」



甘くとろけるような美味しさ。




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