激甘男子の愛し方
あぁ―……
さっきのは夢か……
そうだよね。
パパが居るわけないよね。
でも、久しぶりに見たな―……
パパとの思い出の夢。
――プチプチプチ……
「……え」
「ほら、早く着替えないと本当に遅刻するぞ」
「っ―……///!!なっ、何やってんのよっ!!」
微かに聞こえたボタンの外される音。
「なにって、真子がもたもたして着替えようとしないから、俺が着替えさせてやってんだよ」
「っ///!!そんなの一人で出来るからっ!!出てって!!」
「は?別に遠慮すんなよ。お前の裸見ても別に平気……」
「あ、あたしが平気じゃないから!!いいから出てってよっ!!」
洸[こう]の腕を掴んで、そのまま部屋から閉め出した。