激甘男子の愛し方
胸に触れ続けると、だんだんと声を荒げながらも瞳をギュッと瞑る真子。
さっきよりも体の力が抜けたようだ。
それを考えると、さっきのあの言い合いはよかったのか……?
そして、手をゆっくりと下に持って行った。
「っ……」
「怖いか?」
ビクッと真子の体が跳ねた。
「ん……大丈夫」
さっきと同じ会話でも、俺にももうさっきのように茶化す余裕すらなかった。
「真子、優しく出来なかったらごめんな」
「いいよ。洸となら」
この子を好きになってよかった。
出逢えてよかった。
「愛してる、真子」
誰よりも、愛してる。