激甘男子の愛し方
「真子ちゃんがうちの娘になってくれるなんて、幸せね」
「っ……」
あぁ、洸がなんであんなに喜んでたかわかった。
相手の親に認めてもらうってこんなに嬉しいんだね……
「真子、どうした?瞳が潤んでるぞ?」
洸が後ろから覗き込んでくる。
「あっ、これは……嬉しくて……」
「ふっ、そっか」
説明もしてないのに、洸はあたしの気持ちを理解したようだ……
「お袋、寧々さん。これからも2人のことをよろしくお願いします」
深く頭を下げる洸を見て……
「えぇ、よろしくね」
この人と出逢えて本当によかったなって思った―……
-終わりのその後-END