激甘男子の愛し方

「誰だ、その男は。言いなさい、真子」



クールってつまり冷たい奴なんだろ？



きっと真子が泣かされるに決まってる！





本当にいつの間に……



だからあれほど言ったのに。



「真子」



「へっ！？」



真子の肩をもう一度強く掴み直した。



「昔から言ってるだろ。『男は敵だと思って睨むこと！』って」




あれほど言い聞かせてたはずなのに……



「そのツンデレ男を今すぐここに連れてこい」




「はあ！？なんでわざわざ！！ってかなんでいつの間にかツンデレになってるのよ！！」




「どうせクールなんて言いながら女にはデレデレに決まってる」



「いや、洸。そう言うのをツンデレっていうんじゃなくて……」