激甘男子の愛し方


「へ?」



「ここ最近様子おかしいもんね。あいつ」



「えっ!?美知佳も気付いてたの!?」



「当たり前でしょ?なんかあいつを取り巻く空気が重い」



お、重い……?



「もうさ、何でもいいから早く仲直りしなよ~」



「いや、別にケンカしてるわけじゃ……」



いつも通り迎えにも来てくれるし、話もしないわけじゃない……



ただ、ちょっと距離ができだけ。



洸とあたしが距離を置きだしただけ……




「でも、あいつが変になった原因に心あたりはあるんでしょ?」



「うっ……」



「何を言ったのよ?」



「じ、実は……」




あたしは美知佳に1週間前にあった病室での出来事を話した。




< 79 / 339 >

この作品をシェア

pagetop