激甘男子の愛し方


「っ~~///」



急いで顔を背け、机にふさぎ込んだ。



な、なにこれっ!!?



な、なんなのよ~~///



「本当に自覚なかったの?」



「自覚なかったっていうか……、そんな……あたしが……?」




頭の中はパニックのオンパレード。



「だって、洸はあたしの幼なじみみたいなもんで……。それで父親とか名乗っちゃうバカ野郎で……」



「だから嫌だったんでしょ?」



「……へ?」



「あいつが、真子のことを女として見てないから」




っ……



洸はいつもあたしのことを『家族』だと言った。



大事で大事で大好きな『娘』だと言った。




大切に大切に守ってしまうくらい大事な人だと……




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