甘い恋・苦い恋
AM7:30

今日から高校生。新しい毎日が始まる…

新しい制服。新しい道。私にとって今日からすべてが新しくなる。

高校生と言えば友達と一緒にお出かけしたりするのかな…

後は…恋…私に恋とかできるのかなぁ…でも…出来るといいなぁ…

「よし!頑張ろう!」

石山みか。6月3日生まれの16歳。趣味は読書…かな?身長は155㎝ぐらい髪は胸ぐらいの長さ。今は4月の上旬。桜がとてもきれい…

この時私は思わなかった。この桜の下で恋に落ちるなんて…

「…あれ?あの人…何してるんだろう…」

桜を見上げてる…でも…わかるかも…とてもきれいな桜だもん…

あっこっち見た…え?こっちにくる…え?え?

「ねぇ君」

「はっはい!何でしょうか!?」

声裏返った…

「桜…きれいだよね…」

「え?あっそうですね!!」

桜の花びら…きれい…

「ねぇ…君…時間、大丈夫なの?」

時間…?私は腕時計を見て

「あぁ!入学式に遅れちゃう!!それでは!!」

初日から遅刻なんて絶対にダメだ!でも…あの人…きれいな瞳だったな…また…会えるかな…

そして入学式から1週間がたった…

あの後入学式には遅刻しないで済みクラスの人とも仲良くなれた。でも…

あの日出会った男の子だけは忘れられなかった…

なんてぼーっとしてたら

「み~か!おはよう!」

「レナ!おはよう!!」

この子は伊藤レナ。入学式の日に友達になった。レナは私よりとても大人っぽくってすごく…きれい…私の自慢の友達。

サラサラの黒い髪がとてもきれい…ほんとにいつみても大人っぽいなぁ…

「みか?どうかした?」

「え?いや…レナはいつみても大人っぽいなぁ~って思って」

そんな私にレナはぷっと吹き出していった。

「そんなことはないよ?みかだって可愛いじゃん!私なんかと違って!」

「レナ褒め上手だなぁ…」

「恋とかしたらもっときれいになるかもね!」

恋…かぁ…私に恋なんて出来るのかなぁ…

そりゃ運命的な恋してみたいなぁ…
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