死にたがりな殺したがり
「今さ、無償に殺したくてたまんないんだ。だから、殺られてくんない?」
「お前頭だいじょうぶか」
「よく言われるー。……ま、いっか。殺られてくんないならさ、殺してよ。アタシのこと」
「とりあえず病院行っとく?」
恐ろしいほどに会話が成り立っていることに俺も驚愕。
にしてもこの少女、今までに何人もの命をあやめてきたようだ。死臭が酷い。
しかし俺は安易に動けない。いくら話の通じる奴といえども、首筋にあてられた爪は俺の首を今にも吹き飛ばしそうだ。
キモオタ男と同じ運命なんて、真っ平ごめんに決まっているだろう。
「お前頭だいじょうぶか」
「よく言われるー。……ま、いっか。殺られてくんないならさ、殺してよ。アタシのこと」
「とりあえず病院行っとく?」
恐ろしいほどに会話が成り立っていることに俺も驚愕。
にしてもこの少女、今までに何人もの命をあやめてきたようだ。死臭が酷い。
しかし俺は安易に動けない。いくら話の通じる奴といえども、首筋にあてられた爪は俺の首を今にも吹き飛ばしそうだ。
キモオタ男と同じ運命なんて、真っ平ごめんに決まっているだろう。