死にたがりな殺したがり
酒臭くないところを見ると、成る程、こいつは本物の変態だと納得することができる。


まさか男である俺が野郎に襲われるなんて思ってもみなかった。


しかも俺は断じて【男の娘】ではない。


普通顔の、男特有のガタイのいい筋肉のついた体である。襲うなんてよっぽどの物好きであろう。


こんなことになるなら、真夜中にコンビニへ行こうなんて思わなかった。むしろ引きこもる。


しばらく外を出歩かない。否、出歩きたくない。

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