死にたがりな殺したがり
「嫌、つかムリ」



勿論断ったけど聞いちゃいない。

ジリジリと俺に迫ってきている。


うわぁ、キモオタ顔が間近で吐き気が止まらない。おろろろろ。


そしてあろうことか、俺の背中が電柱にぶつかってしまった。


思わずそちらに注意がいってしまい、キモオタ男から目を離した俺はなんてバカなんだろう。


次に視線をもとに戻した時には、既にキモオタ顔がすぐ目の前にきていた。

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