死にたがりな殺したがり
「若い子はいいね……へへ……」



とか言って俺の服に手をかけてくるキモオタ男。


もちろん俺は抵抗しようと腕を上げたんだが残念。大人と子供では力の差があるため、片手で両腕を押さえつけられてしまった。


間近にあるキモオタ男の生暖かい鼻息が俺にかかり、俺はファーストをこの男に捧げるのかとハッキリ言ってゲンナリした時。


ゴギンとありえない音が響いたと思えば目の前からキモオタ男が消えた。


かと思えば、本当に『頭』が消えていた。

< 6 / 17 >

この作品をシェア

pagetop