君と僕と…。
「まずね、お誕生日おめでとう!!これ…プレゼント。」
私はキレイにラッピングされた小さな箱を渡した。
「え、俺に?開けてもいい?」
「うん。」
中にはピアスが入っている。
私が一目惚れして買ったモノ。
これなら翔龍くんに似合うと思ったのだ。
「マジ嬉しい…。奏芽、着けて?」
私は翔龍くんに歩みより、
背伸びをしながらピアスを着けた。
背が高くて着けるのに苦労したのに、
翔龍くんは着け終わったと同時に、
私の頬にキスをした。
「な…?!?!?!」
私があたふたすると、
翔龍くんはしてやったりって顔で微笑んだ。
私の頬は熱を帯びて火照ってしまった。