君と僕と…。
「翔龍くん!!」
私は南央を肩車している翔龍くんに歩み寄った。
「ゴメンね、遅くなって…。」
「そんなに待ってないから。」
翔龍くんはふわりと微笑んだ。
それだけで私はドキドキしてしまう。
「ママ、翔龍にーちゃん背が高いからよく見えるんだよ!!」
「奏芽も小さいから見えるか?(笑)」
…前言撤回しようか。
「見えます!!むしろ見やすいです!!」
つい、
強がりを言ってしまう。
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