君と僕と…。



私は目を開いた。





昔は那智のお墓を直視出来なかった。



でも、
今は真っ直ぐ見つめることが出来る。











私は翔龍くんと前を向いて歩きたい…。








「奏芽?そろそろ行こうか。」




「うん。」






翔龍くんから差し出された手を、
握り返した。









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