ハレイロ
6,everlasting


結婚してから、一緒に流星群を見に行ったの、覚えてるかな。


あの時、僕は星座の名前なんて何も知らなくて、何座の流星群を見ていたのかさえ知らなかった。

ただ、君はやっぱり何でも知っているね。

確か、君に聞いたのは、「しし座流星群」だったかな?


あの時、僕は初めて流星群を満たし、何より、ゆっくり星空を見る習慣なんて何もなかったものだから、星自体を始めてじっくり見た。


そして、君は、たくさんのことを教えてくれたね。


光の名前や、こうして話している間にも消えてしまう星があること。

その時、僕はすごく悲しい気持ちになってしまったんだろう。

変なこと言った気がする。

何だったっけな。




忘れちまった。



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