ハレイロ
えぴろーぐ


これ、君が読んでるとしたら、僕はもこの世に居ないんだろうなぁ…


ゴメンな。

結婚式で、守ってもらうつもりは無いとか言われて、めちゃくちゃ燃えてたのに。


結局、ダメっぽかったな。


君と過ごした日々は、やっぱ、この日記に書ききれないくらい、楽しくて、充実してた。

イヤなことだって、たくさんあったし、辛いことだって、たくさんあった。

それでも、その一つ一つを君と一緒に乗り越えられて、すごく嬉しかったし、一緒に成長できた気がする。


それだけで、僕は十分だー!!







…嘘。

十分なわけ無い。

まだ、君と一緒にいたい。
まだ、君と一緒に遊びに行きたい。
まだ、君としたいことがたくさんある。


まだ生きたい。

君と一緒に生きて行きたい。

死にたくない。




けど、ダメだから。
僕、もうだめだし。

だから、君は、僕の分まで幸せに生きてほしいな。

僕がやりきれなかったことを、今度は、僕よりも頼りがいがあって、頼もしい人と一緒になって、幸せに知ってもらってください。

僕は、空から君を見てるよ。
いつまでも。

僕は、星になったから。



幸せにはなってほしいけど、僕のことも忘れないでね。

時々、何かに躓いたときにでも、僕のことを思い出して、綺麗な星空を見上げてね。


僕はいつまでも、君と一緒に居る。

だから、

どうか、

僕の分まで、幸せに生きてください。



そして、天国で、また会いましょう。

君より先に行って、場所取りしておくよ。

だから、ゆっくり来てください。

そして、僕が居なくなった後の話を、ゆっくり聞かせてください。


一足先に行ってます。


それでは。

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