ハレイロ


あなたは逝ってしまった。



私に隠れてコソコソと…。

何かやってるとは思ったのよ。

でもそれが、日記なんて…。


でも、あなた曰く、これは日記なんでしょうけど、私から言わせれば、ただの思い出ノートよ。

こんな、私たち二人の思い出を書かなくても…。


どうしろってのよ。

この後私に、別の人と幸せになれって言っときながら、こんなもの残されちゃ、私、再婚できないわよ。


だって、捨てられないもの。




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