シュガーレスキス
1-2 ツンツン男
私の葛藤なんかお構いなしで、聡彦はいつも通り淡々と食事とワインを堪能しながら、ポツポツと自分の趣味の話を真面目に語っていた。
私は素直に自分の知らないジャンルの話を聞くのが面白いから、それを隣で黙って聞く。
私達の間には、恋人の間に流れるはずの甘い空気は無い。
聡彦の顔だけ見てると楽しそうとは思えないんだけど、彼は私を相手に話すのは嫌いじゃないみたいだ。
沙紀が聞いたみたいに、私も「私はあなたの何なの?」と聞きたい。
でも、私から彼に質問していいのは会う毎に1回と決められている。
質問権が1回しかないから、ようく吟味しなければいけない。
1時間ほど飲食して、私はやっぱり今日の質問は聡彦にとって私が何なのかを聞こうと思った。
その答え次第で、この関係を終わらせる事も考えていた。
本当に彼が私に微塵も愛情が無いなら、私がオタクなのを会社の掲示板に張り出せばいいと思った。
私は素直に自分の知らないジャンルの話を聞くのが面白いから、それを隣で黙って聞く。
私達の間には、恋人の間に流れるはずの甘い空気は無い。
聡彦の顔だけ見てると楽しそうとは思えないんだけど、彼は私を相手に話すのは嫌いじゃないみたいだ。
沙紀が聞いたみたいに、私も「私はあなたの何なの?」と聞きたい。
でも、私から彼に質問していいのは会う毎に1回と決められている。
質問権が1回しかないから、ようく吟味しなければいけない。
1時間ほど飲食して、私はやっぱり今日の質問は聡彦にとって私が何なのかを聞こうと思った。
その答え次第で、この関係を終わらせる事も考えていた。
本当に彼が私に微塵も愛情が無いなら、私がオタクなのを会社の掲示板に張り出せばいいと思った。